ロコモティブシンドローム
ここ10年くらいで一気に広まった言葉ではないでしょうか。
運動器症候群のことで、ロコモと略されたりもします。
その前はメタボリックシンドロームも流行りましたね。
本来は流行ってほしくはない言葉ですが、日本の抱える大きな問題です。
日本は先進国において特に超高齢化社会が進んでいます。
整形外科で手術を受ける人は50歳以降急増しており、骨折、脊椎障害、膝関節症が多いようです。
また、2011年の段階で、変形性膝関節症、変形性腰椎症、骨粗鬆症のどれかが画像検査などで認められる人が4,700万人に達すると推定されているようです…。
骨や関節などの運動器を健康に保つことが困難になってきていると言えるでしょう。
ロコモが進行すると将来要介護になるリスクが高いと言われています。
しかも日常生活に支障はないと思っていても、ロコモになっていたり、すでに進行したりしている場合が多くあることが分かっているようです。
歩行が困難になると生活の範囲が一気に狭くなります。
ロコモの進行を抑える、予防する為には何が必要なのか?
他ならぬトレーニングでしょう!!!
トレーニングは健康寿命を伸ばす唯一の手段といっても過言ではありません。
日本整形外科学会ではこのようなページでロコモ予防の啓発を行っています。
一度チェックしてみても面白いかもしれません!
私もチェックしましたが実年齢より4歳ほど若いようです。
若い時に頚と腰と膝を怪我した割には頑張っているでしょう笑
https://locomo-joa.jp/check/test/
画像引用:https://locomo-joa.jp/
どの年代の方にもトレーニングを
筋肉はせっかく鍛えてもやめてしまい負荷を与えなければ元のレベルまで下がってしまいます。
それを可逆性の原理と言います。
なので若い時にスポーツやってたから大丈夫という考えは通用しないと考えていいでしょう。
ロコモは誰しもにリスクがあるものです。
加齢に伴う筋量の低下やバランス力低下による運動器機能不全も原因の1つです。
男性では年平均0.43Kg、女性では0.23Kgずつ低下すると言われており、通常の低下以上に筋力が低下してしまう状態をサルコペニアと呼びます。
しかしこれって抗える問題なのではないでしょうか?
少しでも若いうちから継続してトレーニングしましょう!としか言いようはないのですが笑
実際筋肉量を1kg増やすのってかなり大変で時間のかかる作業です。
若ければ若いほど筋肉量の増大はしやすいです。
骨粗鬆症を予防するという観点で骨に対する刺激も考えるとスクワットやデッドリフトといったストラクチャルエクササイズを若いうちから継続していくことはオススメです!
運動経験のない方はパーソナルトレーニングなどでしっかりと動作指導してもらう必要があると思いますが、パワーリフティングのように1回の重量を競うための鍛え方とは全く違う変数でトレーニングをするので怖がらずにぜひチャレンジして欲しいと思います。
では全くトレーニングをしていない人はもう手遅れなの!?!?って思う方もおられるかもしれませんが、そんなことはありません。
私は過去に94歳女性の運動指導をした経験があります。
転倒により腰椎圧迫骨折の既往のある方でしたが、TRXと椅子を用いたスクワットや歩行バランストレーニングを実施したことで、Timed Up & Go Testという高齢者の生活機能、歩行能力を評価するための測定種目において大幅に改善されました。
さすがに筋量が増えたかどうかまではわかりませんでしたが、家で物を取りに行けるようになったと評価してくださったのでQOLは間違いなく改善されたでしょう。
このように何歳になっても正しいトレーニングをすれば人は成長できるのです!
鬼ジムでは…
現在はパワーリフティング、ウエイトリフティングの競技者の方が多く来てくださっています。
もっとウエイトトレーニングを身近に感じていただきたいという気持ちから、時短会員制度を設けグループパーソナルトレーニングも行っています。
東大阪市俊徳道が健康寿命の長い街と呼ばれるようになれば、この上ない幸せですね♪
👇パーソナルトレーニングのご依頼があればこちらまで👇
https://oniltd.com/gym/suyama/